ベネチア

ベネチア初心者は何かと便利なサン・マルコ広場近くの宿を選ぼう!

イタリアが大好きで10回以上ベネチアを旅したことがある私が『おすすめの宿泊エリア』を紹介します!

イタリア北東部の街「ベネチア」は、世界有数の観光地!
誰もが憧れる、美しい『水の都』です。

多くの人が、「一度は行ってみたい!」と思っているのではないでしょうか?

もし旅行会社のツアーに参加するのではなく個人旅行で行くとなると、海外旅行初心者にはハードルが高そうに見えますが、実はそんなことはありません。
宿泊エリアを選べば簡単にホテルまで行けますし、観光も存分に楽しむことができます。

私もベネチアの美しさに感動して何度も訪れるようになったひとりなのですが、私の実体験を通して、海外旅行初心者の方のためにおすすめの宿泊エリアを紹介します。

最初の方は私も失敗していたのですが、この紹介するエリアが最高というところに辿り着きました。

英語やイタリア語が離せない方でも、無理なく、楽しく、治安も良く宿泊できるエリアですから安心してくださいね。

ベネチアでホテルを選ぶなら『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』

私はベネチアを10回ほど訪れたことがあるのですが、いくつかのホテルに泊まった中で、ベネチア初心者におすすめしたい宿泊エリアはここ!

『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』です!!

さまざまな条件やメリットを考えたうえで、私が最適と思ったエリアは『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』でした。

地図で示すと赤く囲った辺りになります。

ちなみに私は、いわゆるツアーではなく、自分で飛行機やホテルを予約し、電車やバスで街を移動するような個人旅行をするようにしていますが、特に英語が堪能ということはなく旅行用英会話を何パターンか覚えている程度くらいのレベルです。

でも、目的の街に着いたら、ホテルでのんびりするというよりは、『積極的に観光したい!その街の歴史や生活をしっかり見て回りたい!』というタイプ。

そんな似たようなタイプの方に、ぜひぜひおすすめしたい宿泊エリアが、この『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』なのです。

宿泊エリア『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』をおすすめする理由とメリット

私が宿泊エリアとして『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』をベネチア初心者の方におすすめするのには、もちろん理由があります!

実際に私がこのエリアのホテルに泊まって感じたこメリットを紹介させいてただきます。

おすすめ理由①空港からのアクセスが便利

水上バス(ヴァポレット)

ベネチア本島は車が通行することはできませんから、ホテルに向かうにはヴァポレットとよばれる水上バスを利用することになります。

ベネチアの国際空港であるマルコポーロ空港からベネチア市内に向かう場合、①『空港から水上バスに乗る方法』と、②『空港からバスやタクシーで一旦ベネチア市内の入り口「ローマ広場」にいき、そこから水上バスに乗る方法』があります。

①②いずれにしても、ホテルに行くには、水上バスに乗ってホテルの近くの停留所で降りる必要があるわけです。

このおすすめ宿泊エリア『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』は、停留所の「リアルト橋(リアルト)」「サン・マルコ広場(サン・ザッカリア)」、両方を利用することができるのです。

停留所の「リアルト橋(リアルト)」から徒歩5分~10分、「サン・マルコ広場(サン・ザッカリア)」から徒歩10分~15分程度で、この宿泊エリアに着くことができます

ベネチアの街は階段や橋が多く、石畳みの道は歩きにくいですが、これらの停留所からであればスーツケースを持って移動しても負担にならない距離なのです。
停留所からホテルまでの歩く時間はできる限り短い方がよいですよ。

また、「リアルト橋(リアルト)」「サン・マルコ広場(サン・ザッカリア)」も、どちらとも水上バスの急行が停まる停留所なので乗船時間も短くて済むのです。

私はいつも、空港からバスでローマ広場へ向かい、そこから水上バス(急行)に乗って「リアルト橋(リアルト)」で下船して、歩いてホテルへ向かうようにしています。

リアルト橋で降りるときは、水上バスの船内で「リアルト~」という放送が流れるので、間違えることはないですよ。

お金も時間もかからないし、わかりやすいルートです。

おすすめ理由②観光スポットに行きやすい

サンマルコ広場

ベネチアで最も有名な観光スポットは『サン・マルコ広場』です!
ナポレオンがサン・マルコ広場を「ヨーロッパで最も美しい大広間」と称賛したのは有名な話ですよね。

先にも説明したとおり、おすすめ宿泊エリア『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』からは、『サン・マルコ広場』へ徒歩10分弱で出ることができます。
(水上バスの停留所「サン・マルコ広場(サン・ザッカリア)」までは15分ほどかかります。)

『サン・マルコ広場』、『サン・マルコ寺院』、『鐘楼』を見ながら進むと、その先には海が広がっていて壮観ですよ。

さらに、停留所「サン・マルコ広場(サン・ザッカリア)」からは、ベネチアングラスで有名な『ムラーノ島』や、ベネチア国際映画祭が開かれる『リド島』など、他の観光スポットへ向かう水上バスが出ているのでとても便利です。

また、このおすすめ宿泊エリアは、もう一つの観光スポット『リアルト橋』にも徒歩で5分程度で行くことができます。

『リアルト橋』は、ベネチア市内を通るメインの大運河「カナル・グランデ」に架っている美しい橋。

「リアルト橋」の上から大運河を眺め、水上バスやゴンドラが行きかうベネチアらしい風景を楽しんでみてください。

写真を撮るのにもとってもよい場所ですよ!

因みにこの記事のTOP画像はリアルト橋から私が撮ったものです!

おすすめ理由③レストランやショッピングが充実

レストラン

おすすめ宿泊エリア『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』の周辺には、レストランやショッピングができるお店が集まっています。

リアルト橋周辺にはレストランやカフェがたくさんあります。
運河「カナルグランデ」に面するレストランは値段がやや高めですが、一本裏の道に入ると少しリーズナブルになりますのでチェックしてみてください。

また、リアルト橋とサン・マルコ広場を結ぶ「メルチェリエ通り」は、ブティックやお土産屋、バールなどが軒を連ねていて、一日中にぎやかな一帯。
ウィンドウショッピングをするだけでもとても楽しめました。

なお、サン・マルコ広場の西側には高級ブランド店が立ち並ぶ「3月22日通り」があります。こちらもおすすめエリアから10分ほどの徒歩圏内です。

ベネチアがリゾート地のためが、Tシャツ・短パン・サンダルでショッピングしている人が多く、ミラノやローマの高級ブランド店と比べると、フランクな雰囲気でした。
私は、グッチやフェラガモに入ってみましたが、店内に出入りしやすく、スタッフもフレンドリーで買い物がしやすかったです!

おすすめ理由④宿泊料金が高すぎない

ホテルベネチアは物価が高く、ホテルの宿泊料金も他のヨーロッパの都市と比べてやや高めの設定です。

特にサン・マルコ広場近くの運河沿いには高級ホテルが立ち並び、世界のセレブが訪れることも多々あるようです。

そのサン・マルコ広場からそれほど離れていないのに、このおすすめエリア『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』には、ややリーズナブルな規模の小さいホテルが点在しているのです。

観光スポットに近く多くの観光客が利用しているためか、ホテル側も外国人への対応に慣れていて、英語が話せない日本人の私にも、簡単でわかりやすい英語で説明してくれました。便利に安心して利用できましたよ。

地元の人が利用するような、もっと安いホテルが集まっている地区もありますが、そこまで地元感が強すぎると、旅行初心者にはおすすめできません。

そう考えると、激安ではないですが、料金が高すぎず、安心して宿泊できる『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』エリアを選ぶのが良いと思います。

おすすめ理由とメリットをまとめると・・・

宿泊エリア『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』について、おすすめ理由のポイントをまとめると・・・

  1. 空港からのアクセスが便利。
    水上バスの急行が停まる2か所の停留所「リアルト橋(リアルト)」と「サン・マルコ広場(サン・ザッカリア)」がすぐ近く!
  2. 観光スポットに行きやすい。
    徒歩圏内にサンマルコ広場やリアルト橋がある。
    近くの停留所から水上バスで観光スポットへ行くのも簡単。
  3. レストランやショッピングが充実
    レストラン・カフェ・ブティック・お土産屋が充実。
    高級ブラント店も徒歩圏内。
  4. ホテルの宿泊料金が高すぎない。
    リーズナブルで、かつ、旅行初心者が安心して泊まれるホテル。

これらの理由から、『ベネチア初心者だけど、積極的に観光したい!』というタイプの方は、このエリアのホテルを選ぶべし!と思っています。

実際に『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』に泊まった感想!

私はこのおすすめエリア、『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』にある『アンティカ・ロカンダ・アル・ガンベーロ(Antica Locanda al Ganbero)』という三ツ星ホテルによく宿泊させてもらってます。

『アンティカ・ロカンダ・アル・ガンベーロ』

朝食込みで1泊1部屋の料金が、7月初めに泊まったときは20,000円ぐらい。
8月後半に泊まったときは22,000円ぐらいでした。
1部屋に2名で宿泊したので、@10,000円~11,000円程度。

安くはありませんが、ベネチアにしてはリーズナブルな料金です!

このホテル『アンティカ・ロカンダ・アル・ガンベーロ』に実際に泊まった時の感想やエピソードを紹介します。

空港から夜遅く到着してもアクセスが簡単!

リアルト橋

アリタリア航空を利用すると、日本からベネチアに到着するのは夜遅い便が多いのです。

私も夜9時半頃にベネチアに最も近いマルコポーロ空港に到着し、バスでベネチアへ向かい、ベネチアの入り口の「ローマ広場」から水上バスに乗ったのが夜11時前くらいでした。
そして「リアルト橋」で下船したのが夜11時半頃。

夜遅くなってしまったので心配だったのですが、「リアルト橋」は観光スポットとしてメジャーな停留所ですから、一緒に下船する他の観光客も多く、まだオープンしているお店もあったので安心できました。

ホテル『アンティカ・ロカンダ・アル・ガンベーロ』はそこから徒歩5分程度の場所だったので、簡単に到着することができましたよ!

サン・マルコ広場で夜遅くまで遊べる!

サンマルコ広場の生演奏サン・マルコ広場では、毎晩のように広場に面したカフェでバイオリンやピアノの生演奏が行われています。

テラス席でお酒を飲みながらその演奏を楽しむお客さんもいるのですが、多くの観光客が、そのテラス席を囲むように集まり、立ち見で演奏を聞いたり、音楽に合わせてダンスをしたりしているのです。

私もその輪に加わって演奏を聞くのが大好きで、バカンスを楽しむみんなの笑顔を見ていると、とても平和で幸せな気持ちになれました。

その演奏は深夜0時まで続くのですが、フィナーレが近づくほど演奏がもりあがってくるので、どうしても最後までその場にいたくなってしまうのです。

夜12時まで外で遊ぶなんて海外旅行ではNGとされる行動ですが、サン・マルコ広場からホテル『アンティカ・ロカンダ・アル・ガンベーロ』までは徒歩5分程度。
そしてたくさんの観光客たちが一緒なので、ホテルに帰るときも怖さはまったくありませんでした。子供も夜遅くまで遊んでいるくらい治安は良いのです。

毎晩、ベネチアの夜を満喫することができて大満足!
サン・マルコ広場から徒歩圏内の『アンティカ・ロカンダ・アル・ガンベーロ』は、本当に大正解なホテルでした。

迷子にならない!

ベネチア路地

ベネチアは同じような細い路地がいっぱいで、まるで迷路のよう。
ちょっと裏道に入ってしまうと、迷子になる観光客はたくさんいるそうです。

でも、もし道がわからなくなってしまっても大丈夫。
そんなときはちょっと上を見上げてみてください。

ベネチアでは観光客のために、壁の上の方に、道案内の黄色い看板があちこちにつけられているのです。

特に「サン・マルコ広場」「リアルト橋」への方向を示す看板は、本当にたくさんあります。

たいていは『PER

S.MARCO(サン・マルコ)』『PER RIALTO(リアルト)』と書かれていて、下には方向を示す矢印⇒も書いてあります。(『PER』はイタリア語で「~へ」という意味。方向を示しています。)

私も、細くて曲がった道を通っているうちに何度か方向が分からなくなってしまったことがあるのですが、「サン・マルコ広場」や「リアルト橋」への看板を見つけては、矢印の方向に歩いていれば、ちゃんとホテルの近くにたどり着くことができました。

英語やイタリア語で道を訪ねなくても、看板を見れば何とかなりますよ!

「サン・マルコ広場」や「リアルト橋」付近を拠点としていると、本当に何かと便利なんですよね!

近くのジェラート屋さんが美味しすぎる!

最後におまけ?の情報です。

ホテル『アンティカ・ロカンダ・アル・ガンベーロ』の近くには、有名な「Venchi(ヴェンキ)」というチョコレート屋さんあり、そこのジェラートが本当に美味しいのです!

チョコレートの香りがとっても上品で、とろけるような美味しさでした。
ぜひみなさんにもおすすめしたいです。

「Venchi(ヴェンキ)」はローマやミラノにも店舗はありますが(日本にも銀座などに、数店舗出店されています。)、観光客でかなり混雑していて、ジェラートを選ぶのにもひと苦労してしまうことが多いよう。

でもベネチアのこのお店はそれほど混んでいませんので、ゆっくりジェラートを選んで、オシャレな店内で落ち着いて食べることができます。
ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

ベネチア初心者のホテル選びまとめ

また海外旅行に行けるときがきたら、私はまずはベネチアに行きたいと思っています!

もし同じようにベネチア旅行をしたいと考えている海外旅行初心者の方は、ぜひこの記事を参考にしていただいて、『リアルト橋とサン・マルコ広場の中間地点』のエリアからホテルを選んでみてくださいね。

夜のサン・マルコ広場での生演奏は特におすすめです。この紹介した宿泊エリアだからこそ堪能できること。

無理なく、楽しくベネチアを満喫できると思います。

少しでもお役に立つようでしたら幸いです!